綾ユネスコエコパーク内の樹林の観察を通じて、動植物の多様性への理解、自然林の豊かさへの理解、樹林の保全の大切さへの理解を深めていきます。この事業は一般社団法人 森林林業振興会 熊本支部の助成を受けて実施しております。
8月20日(日)雨天 26日(土)集合 8:00解散 14:00
人工林、二次林、自然林について学ぶ。コアエリア西端まで車で。林道を1時間ほど歩き、コアエリアの東側までのルート。綾北川の谷から尾根までつづく巨木の森を観察する。林道沿いには一部二次林ではないかと思える痩せ尾根の樹林も観察できる。
8月26日(土)雨天 9月2日(土)集合 18:00解散 〜22:00(綾照葉大吊橋駐車場にて現地集合)
綾町てるは大吊橋から県道を2kmほど西に進んだ、綾南川沿いの広い路肩で灯火採集を行う。樹林に生息する昆虫で灯火に飛来する種類を観察する。夏の終わりではあるが、綾町では9月にもクワガタムシやカブトムシ、カミキリムシや多くのガが飛来する。照葉樹林へのより深い理解に資する。
8月27日(日)雨天 9月10日(日)
集合 8:00解散 14:30
国富町茶臼岳林道を歩き、人工林、二次林、渓流添いの自然林、及び非常に水質がよい深年川の河川敷の自然を観察。深年川は源流部がブナ林をもつ掃部岳。人工構造物がほとんどなく自然度が高い川として貴重。草木の様子、鳥の鳴き声、渓流の音、空気の香りなど自然の豊かさに気づける。
9月24日(日)雨天 10月14日(土)
集合 8:00解散 15:30
大森岳の登山を通して、自然林を観察すると同時に、樹木の水平分布・垂直分布について知る。かつて伐採されたエリアであるが、大森岳北斜面は急峻であるため伐採をのがれ、綾北川の谷部まで自然林が残っている。 昨年度の観察会でも特に人気の高かった観察会。
10月15日(日)雨天 29日(日)
集合 8:30解散 15:00
綾南林道を歩き、多古羅地区の学校跡往復のルートで、人工林、二次林、自然林を観察。トロッコ道跡、学校跡など数十年前に林業関係者が暮らしていた時代の面影に触れる。途中、川沿いの自然林は、澄み切った水とともにすばらしい景観を見せてくれる。
11月26日(日)雨天中止
川中自然公園内のトロッコ道、川中神社の古参道を歩き、樹齢約500年の大杉や樹齢300年を超えるイチイガシの巨木などを観察する。照葉樹林復元のシカ柵補修作業体験と川中神社大祭の見学を加え、川中自然公園の多様な営みを知ることで、森を通した豊かな生活と伝統文化に触れる。
12月3日(日)雨天 12月10日(日)
集合 8:30解散 15:30
綾岳の登山を通して、里山の自然、人工林、二次林、アカガシなどの自然林を観察。綾町内で日帰り登山ができる貴重な登山ルート。ヤマビルの心配なく晩秋から冬の登山が快適。途中ハンモック体験、山頂での登山用品による調理体験、テント設営と寝袋での休息など、山でのテント泊の魅力を紹介。
森の観察会では、森林、里山、住宅地、河川、海岸線などそれぞれの地域の生物多様性保全に関心を高め、その保全活動に積極的に関わろうとする人を育て、支援していきます。
宮崎県東諸県郡綾町大字南俣442-3開館 9:00 〜 17:00休館 月・日曜日・祝日